【5月31日 AFP】ジョー・バイデン前米大統領(82)は30日、侵襲性の強い前立腺がんと診断されたことを公表してから初めて公の場で発言し、診断については「楽観」していると記者団に語った。

デラウェア州で、26日の戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)の関連イベントに出席したバイデン氏は、「まあ、予後は良い。私たちはあらゆることに取り組んでいる。順調だ。だから、気分は良い」と述べた。

バイデン氏の事務所は今月、バイデン氏は前立腺がんと診断され、がんの悪性度の高さを示す「グリーソンスコア」で最も高い9段階にあると発表した。

バイデン氏は記者団に対し、治療法が決まったと述べ、「私たちは、この病気に打ち勝つことができると期待している」とし、「どの臓器にも(影響は)なく、骨は丈夫で、浸潤もしていない。だから気分は良い」と述べた。

バイデン氏の広報は、診断結果を発表した際、がんは骨に転移していたと明らかにしていた。

しかし、この日のバイデン氏は「私たちは皆、診断について楽観している。実際、世界有数の外科医の一人が協力してくれている」と語った。(c)AFP