【5月30日 AFP】ロードレース世界選手権、MotoGPクラスの現世界王者ホルヘ・マルティン(スペイン)が29日、今季限りで所属するアプリリアを離脱する意向を示した。

マルティンは昨季、ドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングでタイトルを獲得したものの、ファクトリーチームのシートをマルク・マルケス(スペイン)に譲ったため、アプリリアに加入した。

連覇を目指す今季は負傷のため第4戦カタールGPのみの出場にとどまっているマルティンは、契約条項によりシーズン終了後にチームを離れられると考えている。マルティンの言及している条項とは、第6戦のフランスGP終了後、選手権争いに残っていなければ、チームを離脱する選択肢が与えられるというものだった。

今季7戦を終えてマルティンはノーポイントとなっており、首位のマルク・マルケスとは196ポイント差がついている。

一方でアプリリアは度重なる負傷によりこの条項は無効だとしており、2年契約は有効だと主張している。(c)AFP