【5月30日 AFP】シンガポール訪問中のフランスのエマニュエル・マクロン大統領は30日、パレスチナ自治区ガザ地区の人道的状況をめぐり、イスラエルが適切な対応を取らない場合、欧州諸国は一致して対イスラエル姿勢を強硬化すべきだと述べた。

ガザで深刻化する飢餓危機をめぐり、イスラエルへの国際圧力が強まる中、マクロン氏は「今後数時間から数日の間に」イスラエルの対応がなければ、「われわれ(欧州)は集団的な姿勢を強硬化せざるを得ない」と発言。これは「『制裁の適用』を意味する」と述べた。

また、一定の条件付きでのパレスチナ国家の承認について「道義的責務であるだけでなく、政治的必然でもある」と強調した。(c)AFP