【5月29日 AFP】チェコ外務省は28日、同省を標的としたサイバー攻撃をめぐり、中国大使を召喚した。

同省は、攻撃に関する広範な調査により「責任ある行為者について高い確信を得た」とし、中国が支援しているとされるハッカー集団「APT31」を名指しした。

ヤン・リパフスキー外相はXで「こうした敵対的行動が二国間関係に深刻な影響を及ぼすことを明確にするため、中国大使を召喚した」と説明。外務省は声明で、攻撃は2022年に始まり、同省の「非機密ネットワークの一つ」を標的にしたとしている。

プラハの中国大使館はこれを受け、「中国側に対する根拠のない非難」だと反発。「中国は、サイバーセキュリティーを口実にしたチェコの非難と中傷を断固拒否する」と表明した。(c)AFP/Jan FLEMR