【5月29日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は28日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、イランへの攻撃を控えるよう伝えたことを明らかにするとともに、自身の政権がイランと行っている核交渉の行方に楽観的な見方を示した。

これに対しイランのモハンマド・エスラミ原子力庁長官氏は、「合意が成立し、イランの要求が考慮されれば、国際原子力機関(IAEAを通じて米国の査察官の受け入れを再検討する」と述べた。

トランプ氏は、外交を妨げるような行動を取らないようにネタニヤフ氏に伝えたか尋ねられたのに対し、「正直に言えばその通りだ」と答えた。何を伝えたのか問われると、「(攻撃は)適切ではないと思うと言った。われわれは彼ら(イラン)と非常に良い話し合いをしている」と説明した。

米、イラン両国はここ数週間で5回の協議を行っている。これは、バラク・オバマ政権時にまとまった以前の合意からの離脱を2018年にトランプ氏が表明して以来、最高レベルの接触となっている。(c)AFP/Shaun Tandon and Danny Kemp with Ramin Khanizadeh in Tehran