スカロニが第16S制す ログリッチは棄権 ジロ・デ・イタリア
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【5月28日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは27日、第16ステージ(ピアッツォーラスルブレンタ~サンバレンティノ、203キロメートル)が行われ、XDSアスタナのクリスティアン・スカロニ(イタリア)が制した。
アルプスを舞台にクラッシュが相次いだこの日、一部の有力選手が落車や失速に見舞われる波乱の展開となった中、UAEチームエミレーツXRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が総合首位を死守した。
スカロニは、チームメートのロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア)と共に長い逃げを成功させ、2人で手を取り合ってゴールラインを越えた。
総合争いでは、今大会の有力候補とされていたレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が、今大会4度目の落車を喫し、リタイアを決断した。
デルトロは総合首位を守ったが、同2位につけるチーム・ビスマ・リースアバイクのサイモン・イェーツ(英国)との差は26秒、同3位につけるEFエデュケーション・イージーポストのリチャル・カラパス(エクアドル)との差は31秒に縮まった。
総合3位で今ステージを迎えたデルトロのチームメート、フアン・アユソ(スペイン)は、スカロニから15分近く遅れてゴールし、総合トップ10から脱落した。(c)AFP