【5月28日 AFP】全仏オープンテニスは27日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランキング98位のマッケンジー・マクドナルド(米国)を6-3、6-3、6-3で下し、2回戦に進出した。

38歳のジョコビッチは、全仏と同じ会場で行われた昨年のパリ五輪で金メダルを獲得し、今大会では男女通じて歴代単独最多となる四大大会(グランドスラム)通算25勝目を目指す。

今クレーシーズンはモンテカルロ・マスターズとマドリード・オープンで初戦敗退を喫したが、前週のジュネーブ・オープンで史上3人目のツアー通算100勝を達成。この日もほぼ危なげない内容でマクドナルドを退けた。

2回戦では、世界ランク73位のコランタン・ムテ(フランス)と対戦する。

昨年準優勝の第3シード、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、ラーナー・ティエン(米国)に6-3、6-3、6-4でストレート勝ちを収め、次戦はイェスパー・デ・ヨング(オランダ)と顔を合わせる。

一方、第11シードのダニール・メドベージェフはキャメロン・ノーリー(英国)に5-7、3-6、6-4、6-1、5-7で敗れ、全仏で6度目の初戦敗退を喫した。

第16シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)はイーサン・クイン(米国)と対戦し、セットカウント2-1とリードしていた場面で、脚のけがのため途中棄権した。これでディミトロフは、グランドスラム4大会連続で負傷棄権したことになった。

第5シードのジャック・ドレイパー(英国)や第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)は2回戦に駒を進めた。(c)AFP/Jed Court