【5月28日 AFP】インドのラジナート・シン国防相は27日、次世代戦闘機の試作機を開発するプログラムを承認した。国内での兵器生産を強化するための最新の取り組みで、宿敵パキスタンとの紛争から約3週間後の決定となった。

世界最大の武器輸入国の一つであるインドは、核武装したパキスタンや中国との緊張を背景に、軍の近代化を最優先事項としている。

シン氏は、5世代目となる先進中型戦闘機(AMCA)の試作機開発を承認したと発表し、これを「防衛能力強化のための重要な一歩」だと述べた。

国防省傘下の航空開発庁(ADA)が、「産業パートナーシップを通じてこのプログラムを実行する予定」としている。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が昨年発表した報告書によれば、インドの武器購入は2019~23年に世界の輸入の約10%を占めるまでに着実に拡大している。(c)AFP