トランプ米政権、ハーバード大との契約打ち切りの意向
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【5月28日 AFP】米政府は、ハーバード大学との契約を全面的に取り消す意向だと、ある高官が27日に語った。これは、ドナルド・トランプ大統領が同大に前例のない監視を受け入れさせるための最新の試みだ。
高官は匿名を条件に、「政府は本日、連邦機関に対してハーバード大学との契約を特定し、取り消すか、もしくは他の機関に振り向けられるかを確認するよう求める書簡を送る予定だ」と述べた。
米メディアによると、そうした契約は計1億ドル(約140億円)の価値があると推定されており、政府と国内最古の大学であり、世界的な研究機関であるハーバード大学とのビジネス関係の断絶を意味する。
ホワイトハウスで権力を掌握するための広範な試みの一環で、トランプ氏は特にハーバード大に厳しく当たっている。
トランプ政権は、マサチューセッツ州ケンブリッジにあるこの大学が反ユダヤ主義と広範なリベラルバイアスを容認していると非難している。(c)AFP/Sebastian Smith