【5月27日 AFP】全仏オープンテニスは26日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみは7-6(7-1)、1-6、4-6のフルセットで大会第10シードのパウラ・バドサ(スペイン)に敗れた。

試合は、四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂が、相手のセットポイントをしのいでタイブレークの末に第1セットを先取。しかし、第2セットはバドサが奪い返し、試合は最終セットにもつれ込んだ。第3セットでは、大坂が立て直して2-0とリードしたものの、バドサもすぐに追いつき、第7ゲームで決定的なブレークを奪った。

大坂は今月初めに下部ツアー大会のサンマロ・オープンで優勝し、世界ランクトップ50に返り咲いたが、依然としてトップレベルに戻る闘いは続いている。

試合後の会見では「タフな試合だった」と振り返りつつ、「人を失望させるのが嫌い」と感情をあらわにして語った。

現在、セレーナ・ウィリアムス(米国)を長年指導したパトリック・ムラトグルー氏に師事している大坂は「時間がたつにつれて、もっと良いプレーができるはずだと感じている」と話し、「人を失望させるのが嫌い。パトリックに対してもそう。史上最高の選手と一緒に仕事をしていた彼に、こんな自分でいいのかと考えてしまう」と落胆していた。(c)AFP