ベローナが3大ツール初区間V、総合トップは依然デルトロ ジロ
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【5月26日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは25日、第15ステージ(フィウーメベーネト~アジアーゴ、219キロメートル)が行われ、リドル・トレックのカルロス・ベローナ(スペイン)がステージ優勝を果たした。UAEチームエミレーツXRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)は総合首位を維持している。
ベローナは、最後の上り坂でアタックを仕掛けてメイン集団にわずかに先行するとそのまま単独の逃げを成功させ、32歳でグランツール(3大ツール)初勝利を飾った。チームにとっては今年のジロで六つ目のステージ勝利となる。
総合では、デルトロがチーム・ビスマ・リースアバイクのサイモン・イェーツ(英国)との1分20秒差を守った。デルトロのチームメートのフアン・アユソ(スペイン)が1分26秒差の3位、2019年大会の覇者であるEFエデュケーション・イージーポストのリチャル・カラパス(エクアドル)が2分7秒差の4位につけているが、いずれもこれからの山岳ステージを考えれば小さな差となる。
26日は休息日で、その後に大会は厳しい最終週を経て、6月1日のローマで決着する。
レースがアルプス越えに入る中、第16ステージからは超級山岳や山頂フィニッシュのステージが五つ待ち構え、総合トップ10のタイム差もそこで変動するとみられる。イネオス・グレナディアーズのエガン・ベルナル(コロンビア)やイェーツ、カラパスのようなヒルクライムのスペシャリストは、そこで大きく仕掛ける可能性もある。(c)AFP