【5月26日 AFP】中国の肖千・駐オーストラリア大使は、戦略的に重要なオーストラリアの港を運営する中国企業を阻止しようとするオーストラリアの動きについて「倫理的に疑問がある」と非難した。

中国企業「嵐橋集団(ランドブリッジ)」は2015年にダーウィンの北部港について99年間のリースを許可されたが、この決定は広く批判され、主要なインフラ売却の厳格な監視につながった。

アンソニー・アルバニージー首相は先月、港は「オーストラリアの手にあるべきだ」と述べ、「戦略的資産」の管理を買い戻すと誓った。

これに対し、先週末に中国大使館のウェブサイトに掲載された情報によると、肖大使は、嵐橋との契約を守るようオーストラリア側に要請。「このような企業とプロジェクトは奨励されるべきであり、罰せられるべきではない」と述べた。(c)AFP