【5月25日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアは24日、第14ステージ(トレビーゾ~ノバゴリツァ、195キロメートル)が行われ、EFエデュケーション・イージーポストのカスパー・アスグリーン(デンマーク)が優勝した。総合トップはUAEチームエミレーツXRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が守った。

この日はほぼ平坦なステージで、前日と同様に集団スプリントでの決着が予想されていたが、雨で滑りやすくなった路面の影響で、残り約20キロの石畳のカーブでメイン集団での大量落車が発生。その中で、28秒のリードを持っていた先頭グループのアスグリーンが16秒差で逃げ切りを果たした。

アルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブス(オーストラリア)がステージ2位に入り、チーム・ビスマ・リースアバイクのオラフ・コーイ(オランダ)を僅差で抑えた。

総合トップのデルトロも同じコーナーで後輪を滑らせる場面があったが転倒は免れ、チームメートのフアン・アユソ(スペイン)との差を1分26秒に広げた。

チーム・ビスマ・リースアバイクのサイモン・イェーツ(英国)が、アユソに代わって1分20秒差の総合2位に浮上。一方で総合3位だったバーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)は落車後の再スタートで遅れ、アスグリーンから2分遅れてフィニッシュした。

母国凱旋(がいせん)ステージだったレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)もクラッシュに巻き込まれ、順位は総合5位を維持したが、デルトロとのタイム差は2分23秒に広がった。(c)AFP