【5月23日 AFP】米ホワイトハウスは22日、「ワクチン懐疑派」として知られるロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官の政策方針を示す報告書を発表した。

「米国を再び健康に」委員会がまとめた同報告書は、ワクチンに対する警鐘を鳴らすことに多くの紙幅を割いており、米国の小児向け予防接種制度を激しく批判。科学的に否定されている、ワクチンと慢性疾患との誤った関連性もまた取り上げており、ケネディ氏は感染症の危険性を軽視しているとの批判が上がっている。

かねて小児ワクチンと自閉症を結びつける誤った説を唱えてきたケネディ氏は、厚生長官就任以来、国立衛生研究所(NIH)に自閉症の原因調査を命じている。(c)AFP