英・EU、ブレグジット後初の首脳会合 防衛協定でNATO「補完」
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【5月20日 AFP】英国のデービッド・ラミー外相は19日、欧州連合(EU)との新たな防衛・安全保障協定の一環として、英国軍が西バルカン諸国における北大西洋条約機構(NATO)の任務を補完する可能性があると示唆した。
英国は、2020年1月31日のEU離脱(ブレグジット)後初となるEUとの首脳会合で新協定に締結した。
この協定の防衛部分により、英国代表が特定のEU閣僚級会合に出席できるほか、英国軍が欧州の軍事演習や任務に参加することが可能になる。
具体例を尋ねられたラミー氏は、AFPなど一部の欧州メディアに対し、自身がセルビア、コソボ、ボスニアを訪問したことに触れた上で、「デイトン合意(ボスニア・ヘルツェゴビナ和平協定)が揺らいでいることへの懸念がある」と述べ、「わが国はこうした国々で、欧州のパートナー国と緊密に連携していきたい」と表明。
「わが国が北大西洋条約機構(NATO)を補完できるという点は非常に重要だと思う」と述べた。(c)AFP