イスラエル、ガザへの食料搬入を許可 2か月ぶりに
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【5月19日 AFP】イスラエル首相府は18日、パレスチナ自治区ガザ地区への「必要最低限の量」の食料の搬入を許可すると発表した。イスラエルに対しては、2か月以上続けているガザの完全封鎖を解除するよう求める圧力が強まっていた。
発表は、ガザでの軍事作戦を再び強化しているイスラエル軍が「大規模地上作戦」を開始したと宣言した数時間後に行われた。また、イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘停止の可能性に関する合意について間接的な交渉を行っている中でのことだった。
イスラエル首相府は、軍の勧告に基づいて、「ガザで飢餓危機が発展しないよう、必要最低限の量の食料の搬入を許可する」と表明。そうした危機は軍の新たな作戦を危険にさらすとし、イスラエルとしては「ハマスが人道支援物資を奪うのを防ぐために行動する」と付け加えた。
イスラエルは3月2日以来の封鎖について、ハマスから譲歩を引き出すのが狙いとしているが、食料や飲料水、燃料、医薬品の深刻な不足を国連機関は警告している。(c)AFP/AFP team in Gaza with Stuart White in Jerusalem