マンCのペップ監督、相手GKの時間稼ぎにいら立ち FA杯決勝
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【5月18日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、17日のFAカップ決勝でチームがクリスタルパレスに0-1で敗れた後、時間稼ぎにいら立って相手GKディーン・ヘンダーソンと言い争ったと認めた。
グアルディオラ監督は指導者キャリアで2回目となる主要タイトル無冠に終わることが決まったが、悲惨なシーズンの締めくくりに待っていたのは物議をかもす負け方だった。
ヘンダーソンは前半、アーリング・ブラウト・ハーランドの得点機会を阻止した際にペナルティーエリア外で手を使ったように見えたが、レッドカードを免れ、その後にオマル・マーモウシュのPKを止めた。
監督は「私に聞かないで、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と審判に聞いてくれ」と皮肉を込めてコメント。この件については比較的冷静だったが、後半のアディショナルタイムが10分にも及んだ原因となった、ヘンダーソンの度重なる時間稼ぎには激怒した。
試合終了後、グアルディオラ監督はピッチ上でヘンダーソンと言い争う様子を見せ、試合後の記者会見でもいら立ちは収まっていなかった。
「向こうには向こうの、こちらにはこちらの言い分がある。最後の数分なら理解できるが、最初の1、2分からだった。彼は英国人で、イングランドのサッカーではプレーすることが求められる」
「とはいえ、誰にでも好きなようにプレーする権利がある。われわれはゴールを決める必要があった。ヘンダーソンの時間稼ぎのせいで負けたわけではない。しかし、選手たちのリズムには問題が生じた」
「ヘンダーソンの立場は理解しているが、共感はできない。だから、私のチームは時間稼ぎを試みたことはない。見たかいがあったとファンが思える試合がしたいからだ。それだけだ」
一方のヘンダーソンは、グアルディオラ監督との口論について、「ただ握手をしに行っただけだが、明らかに彼は時間稼ぎに失望していたようだった。『ほしかった10分はもらえたじゃないか』と言ったが、悪気はない」と述べた。(c)AFP