ウクライナとの直接交渉、プーチン氏は参加せず ロシア大統領府
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【5月15日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン)は14日、トルコ・イスタンブールでのウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との直接交渉にウラジーミル・プーチン大統領は参加しないと発表した。代わりにウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官らが参加する。
ゼレンスキー氏は、プーチン氏自身が直接会談するよう求めており、ドナルド・トランプ米大統領もプーチン氏に交渉のテーブルに着くよう促したようだ。
ロシアとウクライナの直接交渉は、侵攻開始直後の2022年以来。その時の交渉は決裂に終わった。
クレムリンはプーチン氏が出席するかどうかについて、数日間明言を避けてきたが、14日遅くに交渉チームを発表した。
ロシア側の交渉チームを率いるのは、強硬派の大統領補佐官で、2022年の交渉にも関わった元文化相のメジンスキー氏。
プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、これまで米国との協議を主導し、首席交渉官とうわさされていたユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、ロシア側交渉チームのメンバーに名前が挙がっていない。
ゼレンスキー氏は今週、直接交渉への不参加は、プーチン氏が真に和平に関心を持っていないことを示す明確なシグナルだと主張。
14日には、「ロシアから誰が来るかを見守っている。それから、ウクライナがどのような措置を取るべきかを決定する」と述べた。(c)AFP
