米への大統領専用機贈呈は「政府間取引」 カタール首相
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【5月15日 AFP】カタールのムハンマド・ビン・アブドルラフマン・ビン・ジャシム・サーニ首相兼外相は14日、同国が米国に大統領専用機としてボーイング製ジャンボジェット機を贈呈すると申し出ていることについて、ドナルド・トランプ大統領への個人的な寄贈ではなく、「政府間の取引」だと主張した。
ムハンマド首相はCNNのインタビューで、「これは政府間の取引であり、米国側もカタール側も個人は関係ない。(カタール)国防省と(米)国防総省の問題だ」と語り、米ホワイトハウスに同調した。
ジャンボジェットの贈与を通じてトランプ氏に影響力を及ぼそうとしているのではないかとの見方を否定し、むしろ米国の問題解決を支援しようとしていると説明。
「カタールは常に米国の信頼できるパートナーであり、米国を助け、支援することに常に注力してきた。友情は相互に利益をもたらすものでなければならず、一方通行の関係であってはならないと信じているからだ」と述べた。
申し出は「まだ法的に検討中」だとも付け加えた。(c)AFP