コロンビア、「一帯一路」参加で中国と合意
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【5月14日 AFP】中国と南米コロンビアは5月14日、コロンビアが中国の習近平国家主席主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に正式参加することで合意した。
この合意は、北京で開催された中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラムの会合に合わせて発表された。習主席は、地域の開発支援として92億ドル(約1兆3500億円)の融資を約束した。
14日午前に行われた習主席とコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領の会談後、新華社通信は「両首脳は、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同構築に関する両政府間の協力計画の調印に立ち会った」と報じた。
習主席は、中南米諸国に対し、コロンビアが質の高い「一帯一路」構想ファミリーに正式に参加したことを機に、「協力の質の向上を促進する」よう呼び掛けた。
ペトロ大統領は、署名の様子をソーシャルメディアに投稿し、「我々の外交関係の歴史が変わる。これからは、コロンビアは世界と平等かつ自由な立場で関わっていく」と述べた。
中南米諸国の約3分の2がすでに「一帯一路」構想に署名しており、中国はブラジル、ペルー、チリなどの最大の貿易相手国となっている。(c)AFP