【5月14日 AFP】テニス、イタリア国際は13日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのヤニック・シナー(イタリア)は第17シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を7-6(7-2)、6-3で下し、準々決勝に進出した。

ドーピング違反による出場停止処分からの復帰戦となっているシナーは、雨による2時間の中断も乗り越え、8強入りを果たした。

両者は2023年大会でも4回戦でも対戦し、そのときはセルンドロが勝利していたが、今回はシナーが世界ランキング1位としての力を見せつけた。準々決勝では、キャスパー・ルード(ノルウェー)とハウメ・ムナル(スペイン)の勝者と対戦する。

シナーの同胞で、第8シードのロレンツォ・ムゼッティも、第10シードのダニール・メドベージェフに7-5、6-4で勝利した。シナー以上に雨の影響を受け、試合開始まで3時間近く待たされたが、集中力を切らさずストレート勝ち。準々決勝では前年王者のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と顔を合わせる。

第2シードのズベレフは第13シードのアルトゥール・フィス(フランス)を7-6(7-3)、6-1で下した。

また、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は、第23シードのカレン・ハチャノフを6-3、3-6、7-5で退けた。次戦は4強入りを懸け、第5シードのジャック・ドレイパー(英国)と対戦する。(c)AFP/Terry DALEY