レオ14世とトランプ氏は「似ても似つかない」 スウェーデンの枢機卿
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【5月10日 AFP】教皇選挙(コンクラーベ)に参加したスウェーデンのアンダース・アルボレリウス枢機卿は9日、ローマ・カトリック教会の新教皇レオ14世について、「温厚かつ謙虚」て、ドナルド・トランプ米大統領とは「似ても似つかない」人物だと評した。
アルボレリウス枢機卿はコンクラーベ翌日の声明で、「米国人教皇が初めて誕生したという事実に、多くの人が反応した」と述べた。
レオ教皇を「温厚で謙虚な人物」と評し、教皇に対して司教の選出について助言するバチカン司教省長官を務めた際には、「誠実さと洞察力」を発揮したと称賛。
さらに、トランプ氏が教皇に扮(ふん)した自身のAI(人工知能)生成画像をホワイトハウスのSNSアカウントに投稿したことに言及し、「教皇に扮して冗談を言う米国人ほど、彼(レオ教皇)とは似ても似つかない人物を想像するのは難しい」と述べた。
「それでも、レオ教皇の穏やかな物腰によって、世界の権力者たちに福音のメッセージである平和と和解を届けることができるかもしれない」と締めくくった。(c)AFP