トランプ氏、不法移民の自主退去プログラム開始 「侵略」終わらせる
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【5月10日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は9日、米国から「自発的かつ永久に」出国しようとする不法移民に対し、無料航空券と退去ボーナスを支給する自主退去プログラムを創設する大統領令に署名した。このプログラムは、連邦資金で運営される。
ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された声明で、トランプ氏は不法移民を厳しく非難し、不法滞在者による犯罪と暴力を「本格的な侵略」と呼んで非難した。
トランプ氏自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「米国に滞在する不法移民は、われわれの裁量で決定される場所と方法による処罰に直面する。これには突然の国外退去処分も含まれる。すべての不法移民に告ぐ。今すぐ無料航空券を予約しなさい!」と述べた。
さらに、自主退去した者にはボーナスを与えると約束した上で、移民法違反と見なされた者には罰則を科すと警告。
自主的に国外退去しない者は「長期の禁錮刑、巨額の罰金刑、全財産の没収、全賃金の差し押さえ、禁錮・拘禁、突然の国外退去処分」に直面する可能性があると述べた。
トランプ氏は添付された動画で、「ここ(米国)から出て行きさえすれば、どこへ行こうと構わない」と述べた。(c)AFP