【5月10日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は9日、女子W杯の出場チームを2031年大会から男子の大会と同様に48に拡大すると発表した。

FIFAの理事会は、世界中で女子サッカーが最近著しい進歩を遂げていることを考慮し、大会の拡大に全会一致で合意したと述べた。

48チームは12のグループに分かれ、総試合数は64から104に増える。また、大会の開催期間は1週間伸びる。

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、オーストラリアとニュージーランドで開催された2023年大会の成功を受けての拡大だと明かし、同大会では「全大陸連盟のチームが少なくとも1試合に勝利し、五つの大陸連盟のチームがノックアウトステージに進出するなど多くの記録を打ち立て、世界的な競争の新たな基準を設定した」と述べた。

「単に16チームが増えるだけでなく、より多くのFIFA加盟協会が大会から恩恵を受け、女子サッカーの構造を発展させる機会を確保することで、女子サッカー全般に関する次のステップを踏むことを意味する」

従来の32チームで行われる2027年の10回大会はブラジルで行われる。FIFAは2031年大会の開催国を承認していないが、唯一の候補地である米国での開催が見込まれている。(c)AFP