【5月9日 AFP】ロシアと中国は8日、ドナルド・トランプ米大統領がイスラエル軍の「アイアンドーム」と同様の防空システムを米国で構築するとしている計画について、「深刻な不安定化」を招くもので、宇宙空間を「戦場」に変えるリスクがあると非難した。

トランプ氏は1月の就任直後、弾道ミサイルや極超音速ミサイルの脅威に対抗するために「米国版アイアンドーム」の構築を命じた。

この計画は、ミサイル迎撃機を宇宙に配備しようとし、物議を醸したレーガン政権時代のミサイル防衛構想、通称「スターウォーズ計画」を部分的に復活させるものだ。

ロシア大統領府(クレムリン)は、ウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席がモスクワで会談した後に声明で、「最近発表された大規模な『米国のためのゴールデン(アイアン)ドーム』計画もまた深刻な不安定化を招く」ものだと非難。

同計画は「宇宙空間での戦闘作戦を遂行するための兵器体系の大幅に強化することを明示している」と指摘した。

両国は、宇宙への兵器配備を防ぐための協議を開始すると表明。また「軍事的優位性を獲得し、宇宙を戦場として位置づけようとする政策および行動」に対抗していくと述べた。

トランプ氏はは、イスラエルが短距離ロケットの迎撃に使用している高性能防空システム「アイアンドーム」を「ゴールデンドーム」とも呼んでいる。(c)AFP