【5月8日 AFP】フィンランド北極圏の町ロバニエミにある空港付近で7日、同国空軍のFA18戦闘攻撃機が墜落する事故が発生した。パイロットは墜落直前に脱出し、無事だった。

軍の発表によると、事故は現地時間午前11時(日本時間同日午後5時)ごろに起きた。

フィンランド空軍のティモ・ヘラネン司令官はAFPの取材に対し、「FA18は航空ショーのリハーサル中に墜落した」と述べた上で、「パイロットは軽傷で済んだ」と付け加えた。

事故の原因については「現時点ではコメントを控える」とし、調査が進行中であると説明した。

事故を目撃した男性はフィンランド放送協会(YLE)に対し、戦闘機が住宅地上空を異常なほど低空で飛行していたと話し、その後に失速して機首が上を向いたように見えたと続けた。

フィンランド空軍のFA18は、1995~2000年に米航空宇宙機器大手ボーイングから納入されたもので、2030年までに退役し、米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン製のF35戦闘機に置き換えられる予定となっている。(c)AFP