【5月7日 AFP】米飲料大手コカ・コーラは欧州連合(EU)の要請を受け、プラスチックボトルのリサイクル表示に関する透明性の強化を約束した。欧州委員会が6日、発表した。

欧州の消費者団体は2023年11月、同社は「グリーンウォッシング(環境に配慮しているように装うこと)」を行っていると非難していた。

欧州委員会によれば、コカ・コーラは今後、ペットボトルについて、「100%再生プラスチック」を使用していると主張するのではなく、ラベルとふたは再生素材で作られていないことを明示。

また、「Recycle me again(もう一度リサイクルしてね)」というこれまでのメッセージを、「Recycle me(リサイクルしてね)」に変更し、「再利用の過程において、クローズドループ(同じ製品や用途に再利用する仕組み)はない点を消費者により明確に伝え、空のボトルの適切な処分を呼び掛ける」としている。

コカ・コーラ側は、「数か月以内に変更する」と表明している。(c)AFP