スーダン、「侵略国」UAEと断交
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【5月7日 AFP】スーダン政府は6日、アラブ首長国連邦(UAE)と断交し、同国を「侵略国」と宣言した。
ヤシン・イブラヒム国防相はテレビ中継された演説で、駐UAE大使を引き揚げ、在UAE大使館および領事館を閉鎖すると説明。UAEが「代理組織」である準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を通じてスーダンの主権を侵害していると非難した。RSFは2023年4月から、スーダン国軍と戦闘を繰り広げている。
イブラヒム国防相は、「UAEが現地の代理組織であるテロ組織RSFを通じて、スーダンの主権、領土保全、そして国民の安全に対する侵略という犯罪を行うのを、世界中が2年以上にわたり目撃してきた」と述べた。
スーダン政府は、UAEがRSFに武器を供給していると繰り返し批判しているが、UAE側は否定している。
断交に先立ち、最近まで内戦の被害を免れていた事実上の首都ポートスーダンが3夜連続で無人機攻撃を受けた。
イブラヒム国防相は、国軍が戦場で勝利を収め3月に首都ハルツームを奪還したのを受け、UAEはRSFに「戦略的高性能兵器」を供給することで関与をエスカレートさせたと訴えた。(c)AFP