投資家バフェット氏、バークシャーCEOを年内退任
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【5月4日 AFP】著名投資家のウォーレン・バフェット氏(94)は3日、今年末までに投資会社バークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO)から退き、後任にグレッグ・アベル副会長(62)を推薦すると発表した。
バフェット氏は中西部ネブラスカ州オマハで開かれたバークシャーの年次株主総会で、「グレッグがCEOになるべき時がきた」として、取締役会が「全会一致で」推薦を支持することを信じていると述べた。
CEO退任後もバークシャーに在籍する意向を示し、「いくつかのケースでは役に立つかもしれないが、事業運営や資本配分など、最終的な決定はグレッグが行うことになるだろう」と話した。
「バークシャー・ハサウェイの株を1株も売るつもりはない。最終的には寄付するつもりだ」とバフェット氏が語ると、株主らはスタンディングオベーションで応えた。
「すべての株を保持するという決定は経済的な決定だ。バークシャーの見通しが、私の時よりもグレッグの経営の下でより良くなると考えているからだ」とし、「これがきょうのニュースの要点だ」と、冗談を飛ばした。
また、「貿易は武器であってはならない」と述べ、ドナルド・トランプ大統領が世界各国に対して関税措置を積極活用していることを明確に批判した。(c)AFP/Theo MARIE-COURTOIS and Jonathan BROWN