【4月30日 AFP】国連のアントニオ・グテレス事務総長は29日、国連安全保障理事会で各国の指導者に対し、イスラエルとパレスチナの領土紛争終結に向けた「2国家解決」の実現には「政治的勇気」が必要だと訴えた。その一方で、目標の実現はますます困難になっていると警告した。

グテレス氏は、2国家解決を「和平の中心的課題」と位置づけ、「取り返しのつかないところに近づいている」と危機感を示した。

また、紛争が18か月以上続いており、「ガザ地区全体の人道状況はさらに悪化し、想像を絶する状態にある」と指摘した。

「世界は、2国家解決が立ち消えになるのを傍観するわけにはいかない」と訴え、国連加盟国に対し、和平実現に向けた「不可逆的な行動」を取るよう呼びかけた。

さらに、「中東地域の混乱が続く中で、加盟国は2国家解決への関与と約束をどのように実行するのかを明確にすべきだ」と強調した。(c)AFP