【4月19日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督(43)は18日、今夏からスペイン1部リーグの古巣レアル・マドリードで指揮を執る可能性に関する臆測を否定しなかった。

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でアーセナル(イングランド)に大敗したレアルは、カルロ・アンチェロッティ監督の2度目の在任期間が終了する可能性が浮上しており、その後任としてアロンソ氏が有力視されている。

アロンソ氏は現役時代にレアルで5シーズンを過ごし、チャンピオンズリーグ制覇とリーグ優勝を経験。2022年10月にレバークーゼンの監督に就任してトップリーグでは初めて指揮を執ると、昨シーズンにはクラブ史上初のリーグ優勝に加え、カップ戦制覇の2冠を無敗で達成した。

一方、今季のレバークーゼンはリーグ戦残り5試合の現時点で首位バイエルン・ミュンヘンに勝ち点6差をつけられている。

アロンソ氏は20日のザンクトパウリ戦を前に、レアルへのくら替えを否定しなかった中で、「今は将来について話すのに良い時期ではない。シーズンの非常に重要な時期にいる」「臆測やうわさについては話したくない」と述べ、「起きていることは理解しているが、私にとってもっと重要なのは、今何が起きているかだ」と語った。

クラブのフェルナンド・カロ最高経営責任者(CEO)は12日、報道陣に対して、アロンソ氏が来季もレバークーゼンの指揮を執ることを確信していると話し、「彼(アロンソ氏)はここで快適に感じている。われわれは一緒に来季のプレシーズン、試合、チーム編成を計画している」と語った。

今季のレバークーゼンはクラブの歴史の中でも良いシーズンを過ごしているものの、無冠でシーズンを終える見通しとなっている。(c)AFP