アルカラスがバルセロナOP4強 前回覇者ルードは敗退
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【4月19日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープンは18日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は7-5、6-3で第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)に競り勝ち、準決勝に駒を進めた。
ここまで今季最多のマッチ勝利数を記録している選手同士の戦いとなったこの試合で、アルカラスは第1セットに2度1ブレークダウンとされたものの、逆転してこのセットを先取した。一方、第2セットでは先にブレークして4-2とリードし、そのまま勝利を収めた。
アルカラスは試合後、「開始からサーブの調子がかなり悪く、それで少しメンタル的に苦しんだ」「最初の数ゲームはサーブがそんな調子だったが、その後はかなり改善したと思う。自分を落ち着かせたら、再び思考がポジティブになれた」と振り返った。
昨年大会はけがで欠場していた中、バルセロナでは直近4年間で3度目のタイトル獲得を目指しているアルカラスは、この勝利で大会でのマッチ連勝を13に伸ばした。また、クレーコートでは昨年5月以降、全仏オープンの優勝を含む20勝1敗の強さを発揮している。
アルカラスは決勝進出を懸けた19日の準決勝で、フランスの新星アルトゥール・フィスを迎え撃つ。フィスとは優勝した前週のモンテカルロ・マスターズでも対戦しており、このときはフルセットで勝利を収めた。
フィスは、バルセロナ大会で4度の準優勝を誇る第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第1セットの第3ゲームで棄権したため、勝ち上がった。
一方、大会連覇を目指していた第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は、第6シードのホルガー・ルーネ(デンマーク)に4-6、2-6で敗北。ルーネとはこれが8回目の対戦だが、敗れたのはわずか2回目となっている。
ルードを相手に各セットで2度のブレークに成功して勝利を収めたルーネは、準決勝でカレン・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは6-4、7-5でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)を下し、4強入りを決めた。(c)AFP