【4月16日 東方新報】商務部の公式サイトによると、4月13日、商務部は国家発展改革委員会、工業・情報化部、文化・観光部、市場監督総局、体育総局とともに、海南省(Hainan)で開かれた第5回中国国際消費品博覧会の会場で、「購在中国(中国で買おう)」シリーズ活動を正式に開始した。

 党中央・国務院の消費喚起と内需拡大に関する方針を踏まえ、消費活性化に向けた具体的な行動を加速させるため、商務部など6部門はこのほど共同で「『購在中国』シリーズ活動の実施に関する通知」を発出し、各地に対し「初披露・初上演・初展示・初販売」を核に、4つの重点分野を軸とした多彩で形式もさまざまな特色あるイベントの展開を呼びかけた。

 なかでも、ショッピング分野では、主要な歩行者天国や商業エリア、百貨店、スーパー、アウトレット、免税店などの企業を動員し、お得な販促活動を実施するとともに、新製品や優良商品を初めて発売することで、消費者が世界中の良品をお得に手にできるよう支援する。

 グルメ分野では、各地でグルメマーケットや料理交流、食材博覧会などのイベントを開き、「美食ランキング」や「グルメマップ」、「名店リスト」などを通じて食の魅力を紹介する。観光分野では、テーマ性のある観光ルートの発表や特色ある人気スポットの紹介など、観光消費を促すガイドを公開する。

 また展演分野では、国内外の優れた舞台芸術やスポーツイベント、文化財展示などを導入・開催し、文化・芸術・スポーツ分野の魅力を通じて消費を促進する。

 こうした取り組みを通じて、国際的な影響力を持つ象徴的な消費促進イベントブランドを築き、優れた商品とサービスの供給を広げると同時に、多様な消費シーンを革新し、ビジネス、観光、文化、スポーツ、健康といった分野の深い融合を進めることで、国際的にも親しみやすい消費環境を構築し、多様かつ個性ある消費の潜在力をさらに引き出し、中国消費市場の質の向上と魅力度の向上をめざす。(c)東方新報/AFPBB News