【4月16日 AFP】米国のジョー・バイデン前大統領は15日、退任後初となる公の場での演説で、ドナルド・トランプ大統領の政権運営を批判し、「おのを振るうような」改革によって年金制度が脅かされていると警鐘を鳴らした。

バイデン氏は、シカゴで開かれた障害者支援者の集会に出席し「就任から100日もたたないうちにこれほど多くの損害と破壊をもたらした。こんなに早いとは驚くべきことだ」と、トランプ氏の政策を非難。「現政権は社会保障局におのを振るい、7000人の職員を追い出した」と指摘した。

また、「多くのアメリカ人は食べ物を買うために、あるいはただ生き延びるために社会保障に頼っている」と強調。「彼らにとってはそれが唯一の収入源であり、削減されたり奪われたりすれば、何百万人もの人々にとって壊滅的な打撃になる」と訴えた。

演説は約30分にわたって行われたが、バイデン氏はテレプロンプターに表示された原稿を読む際に何度か詰まったり、逸話をしゃべり終えるのに苦労したりする場面も見られ、大統領選撤退につながった高齢による課題が垣間見えた。

一方、トランプ氏はバイデン氏への皮肉として、そうした逸話の一つを切り取った短い動画をコメントなしでソーシャルメディアに投稿した。(c)AFP