【4月16日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(78)は15~16日放映のインタビューで、自身のスローガン「Make America Great Again(MAGA、米国を再び偉大に)」をスペイン語で言おうとした。成功こそしなかったが、その場面を捉えた動画は拡散され大きな話題となった。

FOXニューススペイン語版のインタビューで、司会者のレイチェル・カンポスダフィー氏は、小説「ドン・キホーテ」のスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの母語での「MAGA」の言い方をトランプ氏に教えると述べた。

カンポスダフィー氏は、「バモス・ア・アセル・アメリカ・グランデ・オトラ・ベス」と述べ、トランプ氏に復唱するよう求めた。

支離滅裂な構文とまとまりのない話で有名なトランプ氏だが、今回は期待を裏切らなかった。

主語と動詞を省略し、ややスタッカート調でジェスチャーを交えながら、「アメリカ・グランデ・オトラ・ベス」と述べ、最後の単語を強調するため身を乗り出した。

これはドン・キホーテの一説ではなかったが、トランプ氏の支持者らはSNSで大いに喜び、トランプ氏がスペイン語に挑戦したことだけでも高く評価した。

ホワイトハウスがX(旧ツイッター)にこの動画を投稿すると、またたく間に数十万回視聴された。(c)AFP