中国、自国民に紛争地域からの退避要請 ウクライナが2人の捕虜発表
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【4月9日 AFP】中国外務省は9日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシア軍と共に戦っていた中国人2人を捕虜にしたと発表したことを受け、自国民に対し、紛争地域から退避し、いかなる紛争にも関与しないよう呼び掛けた。
ゼレンスキー氏は8日、AFP記者を含む報道陣に対し、東部ドネツク州でロシア軍と共に戦っていた中国人2人をウクライナ軍が捕虜にしたと公表。
同国政府が投稿した、捕虜とされる中国人兵士の動画には、軍服姿で両手を縛られている男性が映っている。
中国外務省の林剣報道官は「ウクライナ側に関連情報を確認している」と明らかにした上で、「中国政府はこれまでも自国民に対して求めてきたが、紛争地域には近づかず、いかなる形でも武力紛争には関与しないよう要請する」と付け加えた。(c)AFP