【4月6日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘンのトーマス・ミュラーが5日、クラブから契約延長の打診がなかったため、25年所属したチームを今季限りで退団すると発表した。

今夏に契約が満了する35歳のミュラーは、自身のSNSで、この決定はクラブが下したもので、「自分が望んだものではない」とコメント。ここ数か月、「公の場で堂々巡り」の交渉が続いたことは気に入らないが、「バイエルンでの長い時間を経て、関係者全員からの感謝の気持ちを感じた」と語った。

「クラブと素晴らしいファンとの、特別なつながりは永遠に残る」

クラブはミュラーをたたえる記念試合を行うことと、ミュラーが今夏のクラブW杯に出場することを発表している。

独バイエルン州バイルハイム生まれのミュラーは、10歳でクラブの下部組織に加入すると、ユルゲン・クリンスマン監督が率いていた2008-09シーズンにトップチームデビューを果たした。

以降はバイエルン一筋でクラブ史上最多の公式戦743試合に出場して247ゴール、273アシストを記録し、2度の欧州チャンピオンズリーグ制覇と12度のリーグ優勝を経験した。(c)AFP/Daniel WIGHTON