【3月21日 AFP】サッカーUEFAネーションズリーグは20日、各地で準々決勝第1戦が行われ、スペインは終了間際にミケル・メリーノが同点弾を挙げ、2‐2でオランダと引き分けた。

クロアチアは2-0でフランスに、ドイツは2‐1でイタリアに、デンマークは1‐0でポルトガルにそれぞれ勝利し、準決勝に一歩近づいている。

敵地ロッテルダムに乗り込んだ王者スペインは、序盤にニコ・ウィリアムスのゴールで先行したが、前半のうちにコーディ・ガクポの同点弾を許すと、後半立ち上がりにタイアニ・ラインデルスの逆転弾を許した。

それでも、81分にオランダのヨレル・ハトが退場処分となって巻き返しのチャンスを得ると、93分にメリーノが同点弾を決め、約2年続く無敗記録を守った。

クロアチアは序盤にPKのミスがあったものの、2018年のW杯ロシア大会決勝で敗れた相手にリベンジを果たした。

開始8分でアンドレイ・クラマリッチのPKが防がれたクロアチアだったが、26分にアンテ・ブデミルのゴールで先制すると、ハーフタイム目前にベテランのイバン・ペリシッチが追加点を奪った。

フランスの主将キリアン・エムバペは約半年ぶりに代表戦に復帰したが、敵地スプリトでの夜はフラストレーションが募るものとなった。

決勝ラウンド開催地を懸けた争いでは、ドイツが優位に立った。敵地サン・シーロ・スタジアムで9分にサンドロ・トナーリに先制点を許したドイツだったが、後半にティム・クラインディーンストとレオン・ゴレツカのゴールで逆転した。

デンマークは、ホームのコペンハーゲンで78分に途中出場のラスムス・ホイルンドが決勝点を奪い、クリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルを退けた。

リーグAとBの昇格降格プレーオフ第1戦では、ウクライナが3‐1でベルギーに先勝。スペイン・ムルシアでの一戦で前半終了間際にロメルー・ルカクの先制点を許したウクライナは、後半の11分間にオレクシ・フツリャク、ブラディスラフ・バナト、イリア・ザバルニーが立て続けにゴールを奪った。

その他では、トルコがホームでハンガリーに3‐1、スコットランドが敵地でギリシャに1‐0で勝利し、セルビアはアウェーでオーストリアと1‐1で引き分けた。(c)AFP