トランプ氏、フーシ派を「殲滅」と宣言 イランには支援打ち切るよう警告
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【3月20日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は19日、同国の軍事作戦の標的となっているイエメンの親イラン武装組織フーシ派を「殲滅(せんめつ)」すると宣言し、イランに対し同組織への支援を打ち切るよう警告した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「イランはこうした物資の送付を『直ちに』やめなければならない。フーシ派には自力で戦わせるべきだ。いずれにせよ彼らは負けるが、そうすればすぐにでも負けるだろう」と投稿した。
イランがフーシ派に対する軍事支援と全体的な支援を「緩めた」との報道に言及したが、「彼らは今も大量の物資を送っている」と主張。
「フーシ派の野蛮人どもに甚大な被害がもたらされており、状況が悪化している。これは公平な戦いではないし、今後も決して公平な戦いになることはない。彼らは殲滅される!」と続けた。
2023年10月7日にパレスチナ自治区ガザ地区で紛争が始まってから今年1月の停戦発効まで、フーシ派はパレスチナとの連帯と称して紅海で商船を攻撃していた。
だが先週、イスラエルがガザへの支援物資の搬入を停止したのを受け、フーシ派はイスラエルの船舶への攻撃を再開すると脅迫。これを受け、トランプ氏は1月の就任後初めて、イエメンに対する攻撃を実施した。
米国は15日に新たな軍事作戦を開始。フーシ派が紅海とアデン湾の主要航路への攻撃をやめるまで圧倒的な軍事力を行使すると宣言している。(c)AFP