医師に性被害受けた孫が薬物過剰摂取で死去 祖父母が語る苦しみ 仏
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■アルコールと薬物におぼれるように
退院したマティスさんは、入院時のことを何も言わなかったが、徐々に以前とは違う行動を取り始めるようになったとモリセットさんは話す。
「四六時中シャワーを浴びていた」
「攻撃的になった。誰かとけんかしたのだろうと思ったが、私たちには話さなかった。思春期だからだろうと思っていた」と説明した。
やがてマティスさんはアルコールと薬物におぼれるようになった。
そして受診から10年以上たった2018年。警察から、20代になっていたマティスさんはル・スクアルネック被告の被害者の一人だと知らされ、自身に関する日記の記述を読み上げられた。
マティスさんは、元医師を訴えるために弁護士に相談した。ローランさんによると、マティスさんは弁護士事務所に1時間半以上いたが、「出てきた時は、取り乱していた」という。
だが、自分がどんな被害を受けていたかは祖父母には話さなかった。