散弾銃持った少年、飛行機搭乗試みるも乗客が阻止 豪
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【3月7日 AFP】オーストラリアで6日、散弾銃と弾薬を持った17歳の少年がメルボルン近くの空港に侵入して飛行機に乗り込もうとしたところ、乗客たちに取り押さえられた。
ビクトリア州警察のマイケル・リード警視によると、少年はアバロン空港のフェンスの穴から侵入。乗客約160人が乗った飛行機に向かい、機体前方のタラップを上った。
その時点で、乗客たちは少年が銃を持っていることに気づき、少なくとも3人の乗客が少年を取り押さえたという。
負傷者はおらず、警察が少年を拘束した。
飛行機はカンタス航空の格安航空会社ジェットスターが運航するシドニー行きの便だった。
警察はテロ対応専門部隊に連絡したが、少年の動機を特定するのは時期尚早だとリード氏は述べた。
少年は単独犯とみられ、警察には知られていなかった。
オーストラリアのチャンネル9が放送した事件の映像には、地上スタッフが着るものと似た色の蛍光グリーンのジャケットを着た少年が、乗客とパイロットによって床に押さえつけられている様子が映っていた。
少年を取り押さえた乗客の一人で、ビクトリア州の地方部在住の羊毛刈り職人バリー・クラークさんは公共放送ABCに、少年が「作業員」か何かの「技術者」のような格好をしており、興奮しているように見えたと語った。(c)AFP