トランプ氏、ガザに最後通告 「人質解放なければ終わりだ」
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【3月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は5日、パレスチナ自治区ガザで捕らわれている残りの人質が全員解放されない場合、ガザはさらに破壊されることになると警告するとともに、イスラム組織ハマスの幹部に対し、ガザから退去するよう最後通告を出した。
トランプ政権は現在、イスラエルへの数十億ドル規模の追加武器提供を急いでいる。そうした中、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イスラエルが任務を完了するために必要なすべてを送っている」と述べた。
その上で、「人質全員を後にではなく今すぐ解放せよ。殺害した人々の遺体をすべて返還せよ。さもなくば、あなた方は終わりだ」と主張。「これが最後の警告だ!(ハマス)幹部らよ、今がガザを去る時だ、まだチャンスがあるうちに」とつづった。
さらに「ガザの人々へ。美しい未来が待っているが、人質がこのままならそれはない。このままなら、あなた方の命はない!」と、ガザ全体に対しても警告を発した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も先に、ハマスが人質全員を引き渡さない場合、「想像もつかない結果」が待っていると警告している。
イスラエル、ハマス間の停戦第1段階は先週末、終了。ガザの人質と、イスラエルの施設で拘束されているパレスチナ人の交換を柱とするもので、比較的平穏に推移した。
イスラエルは第1段階を4月中旬まで延長したいとしているが、ハマスは、恒久的な停戦を見据えた、ガザからのイスラエル軍の完全撤退を含む第2段階への移行を主張している。
トランプ氏の強硬発言に先立ち、政権は、人質解放をめぐり、米国がハマスとの直接交渉に乗り出したことを認めた。交渉にはアダム・ボーラー大統領特使(人質問題担当)が赴いた。
昨年10月のハマスの越境攻撃で捕らえられた人質251人のうち、58人がガザに残っている。そのうち34人については、イスラエル軍が死亡を確認している。(c)AFP/Shaun TANDON