ゼレンスキー氏、トランプ氏に連携呼び掛け 米の支援停止受け
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【3月5日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4日、ドナルド・トランプ米大統領と「事態を正す時」だとし、トランプ氏の「強力なリーダーシップ」の下でウクライナの永続的な平和を確保したいと述べた。
ゼレンスキー氏はトランプ氏がウクライナへの軍事援助を停止して以来、初めて公にコメントした。先週のホワイトハウスでのトランプ氏との対立は「遺憾」だったと述べ、米政府との重要な鉱物資源取引に署名することを約束した。
また、ロシアとの3年間の紛争を終わらせるための第一歩として、海と空での「停戦」を呼びかけた。
先週テレビ放映されたゼレンスキー氏とトランプ氏の口論以来、両国間の戦時同盟は劇的に崩壊している。ウクライナの主要な同盟国である米国が重要な軍事援助を停止したことで、事態はさらに悪化している。
ゼレンスキー氏はXに「トランプ大統領の強力なリーダーシップの下で、永続的な平和を手に入れるため取り組む準備ができている」と投稿。
先月28日に行ったホワイトハウスでの会談は「予定通りには進まなかった」として、「今こそ、事態を正す時だ」と述べた。
ロシアはトランプ氏の支援停止の決定を歓迎し、ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官はこれを「ウクライナ政権を和平プロセスに促すことができる解決策」と呼んだ。(c)AFP
