【3月2日 AFP】イスラエルは2日、イスラム組織ハマスとの停戦の第1段階が終了した後のつなぎの措置として、パレスチナ自治区ガザでの停戦を一時的に延長する提案を承認したと発表した。

首相府が午前0時すぎに出した声明によると、この提案は米国のスティーブ・ウィトコフ中東担当特使によって提示され、3月下旬に終了予定のイスラム教の断食月「ラマダン」と、4月中旬まで続くユダヤ教の祝祭「過ぎ越しの祭り」の期間を延長対象とする。

停戦合意の第1段階は、恒久停戦を目指す第2段階の見通しが立たないまま、1日に期限を迎えた。

これまでの交渉では結論に至っていない。

イスラエルの声明によると、延長が実現すれば、ガザに残る人質の半数が合意発効日に解放され、残りは恒久的な停戦が合意されれば解放される。

ハマスは即時に反応しなかったが、以前は延長案を拒否していた。

ハマス高官はAFPに対し、ハマスは第2段階で残りの人質全員を一度に解放する準備があると述べた。(c)AFP