日本の出生数、9年連続で減少 昨年は過去最少の72万人 厚労省
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【2月27日 AFP】厚生労働省が27日に公表した人口動態統計の速報値によると、日本の2024年の出生数は72万988人(国内在住の外国人含む)で、9年連続で減少した。1899年の統計開始以降最少で、2023年の75万8631人から5%減となった。
一方、死亡数は出生数の2倍超となり、前年比1.8%増となる161万8684人だった。
総務省が先週発表した統計では、日本の総人口は2月1日現在の概算値で、前年同月比0.46%減の1億2354万人。
出生数に関して、対照的なのが韓国だ。
韓国統計庁が26日に発表した統計によると、同国の2024年の出生数は23万8300人で、前年比8300人(3.6%)増加。粗出生率(人口1000人当たりの出生率)は、2014年以来初めて上昇に転じた。
日本の出生数は、1973年の約210万人をピークに減少。石破茂首相は少子化対策を最優先課題の一つに挙げているが、教育費の高騰や経済成長の停滞、ライフスタイルの変化により、晩婚化や未婚化が進んでいる。(c)AFP