【2月26日 CGTN Japanese】中国南部の広東省仏山市内の和祐医院の神経外科チームが香港から訪れた60代の重度のアルツハイマー病患者に対し、革新的な手術を成功させました。これは同市初のアルツハイマー病手術で、患者とその家族に希望をもたらしました。

 この患者は長年アルツハイマー病を患い、香港や米国で治療を受けましたが改善せず、和祐医院で手術を受けることにしました。神経外科や核医学科、画像診断科などの専門チームが協力して適応を確認し、謝慶平教授が手術を主導して「リンパ管-頸静脈バイパス吻合術」を実施しました。

 この手術は、脳内のリンパ循環を回復させ、アミロイドβやタウタンパク質を排出しやすくすることで、脳の代謝環境を改善し、神経細胞機能の回復を促します。術後1週間で患者の運動能力や言語理解力が向上し、すでに退院しています。今後は中長期的な経過観察が続けられます。

 中国ではアルツハイマー病手術が累計800例余り行われており、初期の臨床効果が確認されています。専門家は「すべての患者に適用できるわけではないが、重症患者には新たな選択肢となる」と指摘しています。術後の薬物治療やリハビリも重要です。

 アルツハイマー病は記憶力低下や認知機能障害、行動異常などを引き起こす神経変性疾患で、早期発見が重要です。認知機能検査やMRI検査、PET検査などにより診断が可能で、今後はAI(人工知能)技術や血液診断の進展でさらに簡便な診断が期待されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News