【2月23日 AFP】天皇陛下は23日、65歳の誕生日を迎えられた。記者会見では「戦後80年を迎える本年が、日本の発展の礎を築いた人々の苦難に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っております」と述べた。

戦争を体験した世代から戦争を知らない世代へと、その悲惨な体験と歴史が語り継がれることが重要だとして、「過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと思います」と語った。

また、世界が依然として紛争や自然災害、気候変動に苦しむ中、「異なる価値観を尊重して受け入れる寛容な社会と平和な世界を築いていくため、国際社会でのなお一層の協力や協調が求められていると思います」と話した。(c)AFP