【2月20日 AFP】ローマ教皇庁(バチカン)は20日、ローマ市内の病院に14日から入院しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)について、前夜の病状は安定し、けさは「起き上がって肘掛け椅子に座って朝食を取った」と明らかにした。

教皇は気管支炎の治療のために入院後、両肺に肺炎を発症し、健康状態への懸念が強まっていた。

バチカンは19日夜、血液検査の結果で「わずかな改善」が見られ、病状は安定していると発表した。

教皇はイタリアのジョルジャ・メローニ首相とも20分間、面会した。

メローニ氏はその後発表した声明で、教皇は「明敏で反応が良かった」とし、「私たちはいつものように冗談を言い合った。教皇はいつものユーモアのセンスを失っていない」と述べた。

ネット上では、教皇は死にかけている、あるいは既に亡くなっているとの臆測まで飛び交っているため、バチカンは、ささいなことでも最新の情報をそのつど発表している。(c)AFP