チリが物議醸すベルギーの勝利に抗議 デ杯抽選会延期に
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【2月22日 AFP】国際テニス連盟(ITF)は21日、男子の国別対抗戦デビスカップで物議を醸したファイナル予選1回戦のベルギー対チリ戦について調査を行うため、ワールドグループ1部のプレーオフ抽選会が延期されたことをAFPの取材で明らかにした。
ITFの広報担当者は、「この問題に関する適正評価を完了するための必要な時間を確保するべく、抽選会のスケジュール変更を決定した」と語った。新しい日程は、暫定的に3月3日とされている。
チリは今月2日に行われたベルギー戦で不本意な敗北を喫しており、20日に予定されていた抽選会では、トップティア生き残りを懸けたプレーオフの対戦相手が決まるはずだった。
問題の一戦では、ホームのベルギーがこの日の第1試合のダブルスで勝利し、2勝1敗で王手をかけた後のシングルスでアクシデントが起こった。
第3セットの第11ゲームでサービスブレークに成功したベルギーのジズー・バーグスが、興奮して走りながらネット際を通って自分のベンチに戻ろうとした際、対戦相手のクリスティアン・ガリンにぶつかって突き飛ばしてしまった。
中立の医師はガリンが試合を続けられる状態だと判断したが、ガリン自身は次のゲームに臨むことを拒否し、目に影響を及ぼす打撲を受けたとしてバークスの失格を要求した。
しかし、ガリンはベンチを離れずに3回のタイムバイオレーションを取られてこのゲームを失い、勝利まであと1ゲームとなっていたベルギーの勝ち上がりが決定した。
チリテニス連盟(FTC)は即座にこの結果を「不正」として非難し、不服を申し立てると発表。19日にはインスタグラムで「重大な不正」があったと訴え、ITFに対して正式な「行動」を起こしたことを明らかにした。
FTCは「悪質な身体的接触に対するルール適用不履行」、「不合理かつ恣意(しい)的な」審判、および「医療の過失」を訴えた。
また、その翌日に予定されていた抽選会の「即時中止」を求め、問題の試合のやり直し、またはチリにデビスカップファイナルへの「ワイルドカード(主催者推薦)」を与えること、さらにはバークスへの「処分」も要求した。(c)AFP