【1月28日 AFP】コカ・コーラの欧州ボトリング部門は27日、同社の缶や瓶入り飲料から、健康リスクをもたらす可能性がある塩素酸塩が相当量検出されたため、「コカ・コーラ」や「スプライト」など一部商品の大規模なリコール(回収)を指示したと発表した。

コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズのベルギー支社はAFPに対し、本社からの報告として、昨年11月以降、ベルギー、オランダ、英国、ドイツ、フランス、ルクセンブルクで流通した缶や瓶入り飲料から、一般的な残留基準値を超える塩素酸塩が検出されたと明らかにした。「正確な数値は分からないが、相当量であることは確かだ」としている。

塩素酸塩は、水の消毒処理や食品加工で広く使用される塩素系消毒剤に由来するため、食品から検出されることがある。

欧州食品安全機関(EFSA)は2015年、塩素酸塩の長期摂取は、特に軽度から中程度のヨウ素欠乏症の子どもに潜在的な健康リスクをもたらす可能性があるとの科学的所見を示している。

ベルギー支社は「問題となる製品の大部分は既に店頭から回収済みで、残りのすべての製品を市場から回収する措置を継続している」と説明した。

一方、フランス支社は独立した専門家による分析で「関連リスクの可能性は非常に低い」と結論付けられたとし、「この件に関して消費者からの苦情は受けていない」と主張。該当する「コカ・コーラ」と「フューズ・ティー(クラフティー)」はフランスにも出荷されたが、現時点ではリコール指示はフランス市場には適用されないとしている。(c)AFP